『ブルータリスト』が、第97回アカデミー賞®主演男優賞、作曲賞、撮影賞の合計3部門にて受賞を果たした。エイドリアン・ブロディは『戦場のピアニスト』以来22年ぶり!2度目の主演男優賞を獲得した。
本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマだ。
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『戦場のピアニスト』と同様、ホロコーストからの生還者を演じたブロディは、「戦争や組織的な抑圧、反ユダヤ主義や人種差別、他者への偏見など、長く残るトラウマを代弁するために、私は再びここにいます」と言及し、「現在進行中の闘いであり、人々は仲間はずれにされたり、部外者のように扱われたりしないよう、尊重されることを切望しています。」と渾身の言葉を紡いだ。
【エイドリアン・ブロディ コメント抜粋】
この作品の素晴らしさは、私たちが他者の苦境に対してもう少し優しさと尊敬の念を持つことを思い出させてくれることだと思います。
反ユダヤ主義の居場所はもうありません。人種差別にも居場所はありません。
より健全で、より幸福で、より包括的な世界を祈ります。
過去が私たちに何かを教えてくれるとしたら、それは憎しみを野放しにしないようにという戒めだと思います。
戦争や組織的な抑圧、反ユダヤ主義や人種差別、他者への偏見など、長く残るトラウマを代弁するために、私は再びここにいます。しかし、それは現在進行中の闘いであり、人々は仲間はずれにされたり、部外者のように扱われたりしないよう、尊重されることを切望しています。
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