『戦場のピアニスト』以来22年ぶり!アカデミー賞®主演男優賞ノミネート『ブルータリスト』エイドリアン・ブロディのコメントと本編映像が到着!

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2月4日(火)

第97回アカデミー賞®で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、撮影賞、美術賞、作曲賞部門の合計10部門にてノミネートを達成した映画『ブルータリスト』より、22年ぶりのアカデミー賞®主演男優賞ノミネートを果たしたエイドリアン・ブロディのコメントと、ブロディが演じる主人公ラースローの新しい物語を予感させる本編映像が解禁された。

本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。到着した映像は、ある出来事によって建築家の職を追われたラースローが、未だ建築への想いを捨てきれず、感極まる様子を捉えたもの。ヒゲも伸び放題でただ<生きる>ために日雇いの工事現場で石炭を運んでいたラースロー。だが、全てを諦めていた彼の元に過去の業績を知った実業家ハリソンが訪ねてくるー。ここから始まるラースローの新しい物語を予感させるような、希望を感じさせるシーンとなっている。

『ブルータリスト』本編映像「軌跡」

本作で、第97回アカデミー賞®主演男優賞にノミネートされたエイドリアン・ブロディが、同映画賞にノミネートされるのは実に22年ぶり。ホロコーストを生き抜いた実在のピアニストを演じて、第75回アカデミー賞®主演男優賞を29歳で最年少受賞した『戦場のピアニスト』以来のことだ。奇しくも、『ブルータリスト』では建築家、『戦場のピアニスト』ではピアニストといういずれもアーティスト性を持ち、さらに、“ホロコーストから生還した“キャラクターを演じることについて、「『戦場のピアニスト』でシュピルマンを演じるときに行ったリサーチや役づくりが、今回ラースローを演じるうえでの基盤になっているのは事実です」とブロディは明かす。そして、2人の主人公共に<アメリカに渡ってきた移民>であること、そして、写真家であった自身の母が<子供の頃にハンガリーから逃れてアメリカに渡ってきた>ことにも言及し、「ニューヨークのクイーンズ地区で、貧しいながらも両親とアメリカでの生活を築き上げてきました。そしてアーティストとしての声を獲得していったのです」「この事実から、この映画『ブルータリスト』が僕には特別な意味を持った現実的な体験のように感じられたのです。同様に、観てくれる多くの人にとって共感できる内容であってほしい。先祖や家族が歩まなければならなかった苦しい道について。現在の位置を確立するまでの苦労の積み重ねについて目を向けてほしい」と思いを寄せる。


そして、母国をはなれ新しい土地で人生をやり直す人々を映画で語ることについては、「非常に重要なことだと思います」と見解。「不幸なことに、歴史は僕らが望んでいたような変化をもたらしませんでした。この映画を観たことで、ラースローのような体験をしていない人でも、または直接的にラースローのような苦労をした人を知らなくても、闘争や告発などその他過酷な状況の母国を逃れることを強いられ、新しい土地でゼロからやり直さなければならない人々について、(本作を通して)理解してもらえればと思います」「『ブルータリスト』は、僕にとっては重要な意味をもつ作品」「僕自身が、移民家族のもとに生まれ、これまで生きてきました。同様のニューヨーカーは多いと思います。先祖の足取りを追っていけば、ほとんどの人の先祖はどこかを逃れてニューヨークに来たはずだから。だからこそ共感し、思いやりを感じることが大切だと思います」と述べている。

2月11日(火・祝)よりTOHOシネマズ日比谷にて先行公開
2月21日(金)より全国公開

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