レナードの朝
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1969年、NYブロンクス。慢性神経病の専門病院にセイヤー医師が赴任してきた。当初、患者たちへの接し方に苦労したセイヤーだったが、さまざまな訓練療法を施した結果、次第に効果が現れ始めていた。最も重症の患者は、30年前に入院して以来、半昏睡状態で寝たきりの生活をおくるレナード・ロウだった。セイヤーはまだ公式に認められていない新薬を使い、レナードの機能回復を試みるが―。