岡山に生まれ25歳という若さでこの世を去った俳人・住宅顕信(すみたく・けんしん)の生涯を描く。5・7・5の字数にとらわれない自由律俳句を詠み、生涯に残した俳句はわずか281句。22歳の時に得度し浄土真宗本願寺派の僧侶となった。空前の俳句ブームと言われる現在、その死後に日常をテーマとした俳句と生き様が脚光を浴びている。その俳句と共にいきた稀有な人生を、生きづらさを感じながら生きる現代の中学生と重ね合わせて描いた『ずぶぬれて犬ころ』。人はどのように生き、そして去っていくのか。どの時代にも通づる普遍的なテーマが貫かれる。
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ずぶぬれて犬ころ
(C)戸山創作所
2019年6月1日(土)公開