ほんとうにあった怖い話2016
「赤いスカーフ」 (C)2016 NSW/コピーライツファクトリー
「ほんとうにあった怖い話」の劇場版第4作。
第1話「赤いスカーフ」
対岸の少女が川に流れるスカーフを追いかけている姿を見た真理は、代わりにスカーフをすくい上げ、スカーフを少女に渡そうと対岸を見たが少女は忽然と姿を消していた。体を冷やした真理は急激に体調を崩し早めに家に戻ることになった。 その晩、弘樹から“赤いスカーフ”に纏わる噂を聞く…。
第2話「風呂」
20代前半の頃住んでいた古いアパートの浴槽の下から物が流れてくることがたまにあった。歯ブラシや剃刀、ヘアゴムなど…。「こう思わない? 前に住んでた人が、次の家に持って行きたくなかったものが、あそこ残ってるの。すごく嫌なものが……」
第3話「民泊サイト」
大学生だった頃、島田という恋人の家に入り浸っていた。ライター希望の彼の稼ぎは少なく、ほとんど使っていないわたしの部屋を、民泊サイトに登録しようということになった。登録して間もなく、「加賀」という妙な男が宿泊をしにやってきた…。
第4話「見ている」
高校生だった頃、下校の時いつも通る公園でサラリーマン風の男が、いつも同じベンチに座って、退屈そうに休憩していた。「きみ、いつも僕のこと見てるよね?」それから、公園のそばを通るたびに、男はベンチに座ってこちらを見ていた。最初は学校の帰りだけだったが、しだいに朝も座っているようになった。
第5話「あたらしい人」
息子の晴樹は7歳で、お腹には妊娠4カ月の娘がいた。夫は出張が多く、ほとんど週末にしか家に戻って来ず、息子の世話と、家事に追われる生活で疲れていたのかも…。 晴樹の学校では携帯ゲームが流行っているらしい。「みんな持ってるよ」と言う息子の言葉は信用できなかったが、仲間外れにされるのもかわいそうで、リサイクルショップで安いタブレットを買ってあげた。晴樹はすぐにこのタブレットの会話機能と話し始めたが…。