犬飼さんちの犬
(C)2011「犬飼さんちの犬」製作委員会
犬飼保、48歳、犬が嫌い。単身赴任でスーパーマーケット「バスコダガマ」に勤務している。新築したばかりの家には、もう1年も帰っていない。離れて暮らす家族には、妻の潤子、娘の幸、息子の岳がいる。ある日、客から苦情が殺到する事件が起こり、犬飼と部下の鳥飼カエデは本社に長期出張することになった。久しぶりに家に帰る犬飼は浮かれ気分。家のドアを開けると、真っ白いムクムクの子犬がいた。家族は、彼に内緒で犬を飼い始めていたのだ。犬種はサモエド。名前をサモンと言う。サモンは、犬飼の書斎を寝床にし、家族もサモンを中心に回っていた。彼だけ家族の輪から外されていたのだ。自らの居場所を取り戻すべく、サモンとの交流を試みるが上手くいかない。果たして、犬嫌いを克服して居場所を取り戻すことができるのか。