Monja
2006年7月26日(水)公開
かつて音楽界を一世風靡したロックスター、立花雅は、現在は落ちぶれ、取立て屋の片棒をかつぐ仕事で生計を立てている。取り立てに行った商店で、マサはひとりの少女と出会う。少女は父を亡くし、母とふたりで細々とパン屋を営んでいた。母は生活に困り、金融業者から金を借りたが、借金はたちまち膨れ上がってしまった。少女の母は心労で、買い物途中に突然倒れ、その場に居合わせたマサは病院に運ぶ。そこから少女とマサの交流が始まり、少女の励ましでマサは再び音楽に打ち込もうと決心する。しかし、金融屋仲間は抜けようとするマサに面白いわけがない。辛い現実や困難がマサの前に立ち塞がるが、小さな映画の主題歌を作らないかという話が舞い込み、マサの心に火がついた。業界でも少しずつ光が差し込めたかに見えてきたが、そこにまた悲劇が襲ってくる。