春の雪

(C)2005「春の雪」製作委員会
侯爵家の嫡子・松枝清顕と、伯爵家の令嬢・綾倉聡子は幼馴染みである。聡子は清顕を慕い、お互いに淡い恋心を抱くようになった。ある冬の朝、馬車で雪見に出かけた時、初めて二人はくちづけを交わした。その頃、綾倉家では、宮家の王子である洞院宮治典王と聡子の縁談が進められていた。聡子が宮家の洞院宮に見初められたのだ。没落寸前の綾倉家では、家名復興の大きなチャンス。聡子は清顕の気持ちを確かめようとするが、すれ違いで、清顕は突き放したような態度を取るのだった。そんな清顕に失望した聡子は、この縁談を受ける。宮家との縁談は取り消すことができない。清顕は聡子が自分のものにならない事を悟り、初めて彼女に対する愛に気づく。一度は清顕への想いをあきらめた聡子だったが、二人は激しく愛しあうのだった。だが二人は密会を重ねることしかできなかった。そして、彼らの悲劇の幕開けとなる、ある事件が二人に迫っていた。

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