ゼロの焦点
(C)1961 松竹
広告会社に勤める憲一は、新婚の妻の禎子に見送られて金沢へと出張に出かけた。ところが、数日のうちに帰京するはずの憲一の消息が不明となる。金沢へと向かう禎子だったが、いっこうに手がかりはつかめない。その矢先、憲一の行方を追っていた兄の宗太郎が金沢で殺されるという事件が発生。そして、これまで禎子が知らされていなかった憲一の過去がおぼろげながら見えてくる。夫の過去と今回の失踪、殺人事件には深く関わりがある。そう考えた禎子の前に、さらに次々と意外な事実が明らかになっていくのだが…。