とある街で代理出席屋をしながら暮らしを営む女・城野譲じょうのじょう。 代理出席屋とは、依頼人の親族や恋人、友人などを演じて冠婚葬祭や人が集まる場所に出席する代行業のことである。 譲の行きつけの中華料理屋の店員・三枝南平さえぐさなんぺいは、そんな彼女に思いを寄せていた。 8月のある日のこと。代行の仕事で葬儀場に訪れた譲は、いつか夢で見た見知らぬ男・長谷薫はせかおるにそこで出会ってしまう。 日を同じくして、中華料理屋で抱き合う南平と薫。 薫は五年もの間失踪していた南平の親友だったのだ。彼の無事を喜ぶ南平に「恩師の葬儀で“いづみ”に再会できた」と言う薫。 しかし、そこに現れた女は彼らの旧友・いづみになりすました譲だった—。
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オーガスト・マイ・ヘヴン
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2025年2月1日(土)公開