政府に服従するか、自由と尊厳のために戦うか。『TATAMI』緊迫の本編映像が解禁!

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2月28日(金)

待望の初日を迎えた『TATAMI』より、快進撃を続けるレイラ・ホセイニ(アリエンヌ・マンディ)に国家が送り込んだ工作員が迫り来る緊迫の本編映像が解禁となった。

『SKIN 短編』(18)で第91回アカデミー賞短編実写映画賞を受賞し、A24配給の長編版も発表したイスラエル出身のガイ・ナッティヴと、『聖地には蜘蛛が巣を張る』(22/アリ・アッバシ監督)で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミールが監督を務める。映画史上で初めて、イスラエルとイランをルーツに持つ2人が共同で演出した本作は、実話をベースにした社会派ドラマ。スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、イラン社会における女性への抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の“戦い”を臨場感溢れる映像で描き出す。


見事試合に勝利し喝采を浴びるレイラに、「ホセイニ選手!見事でした。大ファンです、一緒に写真を」と観客から声をかけられる。「もちろん」と快諾した彼女は、客席からつながる階段へと向かう。「おめでとう」と笑顔で駆け下りてきた男は、セルフィーで2ショットを撮ろうとスマートフォンをかざす。だが、スマホの画面には現れたのは、国家によって拉致された父の姿だった。「レイラ」と呼びかける父の姿を目にしたレイラは、一瞬にして表情を変え、「お父さん」と画面に食い入る。

『TATAMI』ファンを装う工作員がレイラに迫る緊迫の本編映像

「工作員が来ている、彼らに従えば何も問題ないから」と告げる父に「何をされたの?」と問うレイラ。国家が送り込んだ工作員からスマホを奪い取ろうとするが阻まれてしまう。さらに「分かったね。今まで…」と父との通話も途切れてしまう。真顔になった男は、「棄権するしかない、早く決断を」と通告する。試合会場で繰り広げられている異変にいち早く気づいた人物がいる。世界柔道委員会(WJA)のステイシー・トラヴィス(ジェイミー・レイ・ニューマン)だ。茫然自失の体で視点が定まらなくなったレイラに、客席から「ホセイニ選手、何をすべきか分かるね 分かるよな? なぁ、分かるよな」と客席を移動しながら声をかける。追い詰められたレイラは、行き場のない怒りをぶつけるかのように、激しく扉を開くことになるのだが…。


父を人質に取られ夫と息子にも危険が迫る。棄権を迫られたレイラと監督のマルヤム。彼らの異変に気づいた柔道委員会のステイシーは、この後どんな行動をすることになるのか。一瞬たりとも目が離せない緊迫が続く『TATAMI』を映画館の大画面で見届けてほしい。

2月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

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