12月12日は“スーパースター”ラジニカーント”の74歳の誕生日!それに合わせ、主演作『ジェイラー』より、ラジニカーント演じるムトゥをサポートする2人の“舎弟たち”を始めとした場面写真が解禁された。
本作でラジニカーントは行方不明になった警察官の息子を探すため、凶悪な犯罪組織と戦う元看守・ムトゥを演じる。ムトゥは、自身が看守を務めていた刑務所で服役していた元受刑者たちを訪ね、犯罪組織と戦うための後方支援協力を取り付ける。元受刑者でムトゥの“舎弟たち”を演じるのは、南インド・マラヤーラム語映画界の大御所モーハンラールと、名優を父に持ち、カンナダ語映画界で「シヴァンナ」の愛称で親しまれるシヴァラージクマール。南インド映画界※を代表する3人のトップ俳優は、本作で初めて共演した。
舎弟のひとり、マシューを演じるのは、南インド・マラヤーラム語映画界で、“コンプリート・アクター(完璧俳優)”の名で呼ばれるモーハンラール。
1960年ケーララ州生まれ、1980年に映画俳優としてデビュー。マンムーティと並びマラヤーラム語映画界を牽引する“ツインタワー”のひとりとして活躍し、出演作は350本を超えるベテラン俳優。
もうひとりの舎弟、ナラシンハを演じるシヴァラージクマールは、1962年、マドラス(現タミルナードゥ州チェンナイ)生まれ。
カンナダ語映画界の歴史を通じての最大のスターで不世出の名優ラージクマールを父に持ち、弟のラーガヴェーンドラ、プニート(故人)も俳優。1986年の映画デビュー作『Anand』(未)を皮切りに3作連続のヒットを出したことから「ハットトリック・ヒーロー」の異名を持ち、親しみと尊敬を込めて「シヴァンナ」(シヴァ兄さん)とも呼ばれる人気俳優。カンナダ語以外の作品には出演しないというラージクマール家の家訓を打破して、本作『ジェイラー』でタミル語映画に初めて出演した。
モーハンラール演じるマシューと、シヴァラージクマール演じるナラシンハは、“舎弟”として、犯罪組織に立ち向かうムトゥとその家族を強力にサポート。ラジニカーント、モーハンラール、シヴァラージクマールという南インド映画界の大御所3俳優のいぶし銀の活躍を、ぜひスクリーンでご覧いただきたい。
2025年2月21日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開
※南インド映画界・・・インド南部で使われる、タミル語(タミルナードゥ州)、テルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州)、カンナダ語(カルナータカ州)、マラヤーラム語(ケーララ州)の4言語の映画業界を指す。